月美の今日のおさらい

今日の事は今日のうちに(^_-)-☆

蝉の誕生に感激しました

数日前のことです。お昼ご飯を外で食べようと夫と二人出かけました。すると夫がご近所のブロック塀の側で立ち止まりました。指さす方を見ると、蝉の抜け殻の下に抜け出したばかりの蝉がいたのです。まだ羽は濡れているらしく、色も淡いですし、じっとしています。そっと写真を撮ってそこを離れました。
そして、いつも行く食事処の女将さんに写真を見せたところ大感激をしており、後で写メを送って欲しいと依頼されました。食事を終え、買い物を少しして帰宅する際に、くだんのブロック塀を見てみると、まだ蝉はしがみついています。しかし、少し色が濃くなった様に思えました。頑張って飛ぶんだよと声を掛けて自宅へ帰りました。お店の女将さんには休憩時間を見計らって写メを送ったところ、大喜びをされ、自然の凄さを感じたよというメッセージが返ってきました。
蝉は卵が産み付けられると7年間も土の中で過ごすと言います。産み付けられたときは土であった所も昨今の事、7年後にはコンクリートで固められたり、建物が建ったりすることも少なくありません。そんな事情の中で、無事成虫になれたというのは本当に凄いことなのだと思います。命が余り大切にされていないようにも思われるこの頃のとこです。こんな小さな命が無事に生まれたことを本当に喜びたいと思います。夕方にはもう抜け殻だけが残されていましたから、飛び立って言ったのでしょう。蝉の命はたった1週間と言います。その間に、また相手を見つけて卵を産み付け命を全うするのでしょう。自然とはなんと凄く素晴らしいものかと感動してしまいました。
人間も見習わなくてはいけないと、つい高尚な事を考えてしまいましたが、やはり楽な方に向かっている自分がいます。昆虫や動物のこのような生態をぜひ子供達にも教えてあげたいと思います。しかし、今住んでいる地域なら可能でしょうが、少し都会になってしまうと無理なのでしょうね。
夏らしくない日々の中の、ちょっと優しくなれる体験でした。